世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスは、われわれの日常生活を一変させました。いまだ収束の見通しが立たない状況に、これまで経験したことがない深刻な不安が生じました。平穏な暮らしを奪われたわれわれに、自然災害の頻発もさらに世界規模で追い打ちをかけています。前例のない危機の渦中で飛び交う不確かな情報は、人々の間に混乱や分断を招き、不当な差別や偏見をも助長し、またコロナ禍で収入が減少し生活困窮者が増え社会的弱者がさらに追い詰められていくことが懸念されます。

この未曾有の環境下、今だからこそロータリークラブの果たす役割が大きいのではないでしょうか。世界においては差別偏見をなくし親善と平和の確立に寄与し、地域においては人道的な奉仕を行い、すべての職業においては高い倫理観を持ち道徳的水準を守り率先して活動を広めていくこと。私たちは、改めて創立以来の精神(灯火)を再認識し、確たる信念のもとその使命(希望の光)を果たしていかなければなりません。

今年度202148日にはクラブ創立50周年を迎えます。現在なお活発な活動が行えるのも、先達が培ってきた友情と努力の賜物です。これからもこの良き伝統を受け継ぎ、発展させて行くためには、変化に対応し、親睦を深め、会員一人ひとりがより一層の研鑚に励み、奉仕し、ロータリーの輪を広げていく事こそが重要です。世界を変える、誰ひとり取り残さない社会の実現には、藤枝ロータリークラブ一人ひとりの地域での小さくとも前向きな一歩が必要なのです。

半世紀の節目を礎として、50周年キャッチコピースローガンとした、会員みんなでつくる*「かわらないもの。かわってゆくこと」をしっかりと見極めて、さらに ロータリー精神を世に広めるために仲間を増やし、100周年に繋げていける地域になくてはならない不可欠なクラブとなるよう、力を尽くしていきましょう。




50周年キャッチコピー(スローガン)

みんなでつくる50周年「かわらないもの。かわってゆくこと」

 灯火を希望の光に。

「もの」は、目に見える具体的なもの、結果の姿を意味し、「こと」は、目に見えない抽象的なこと、すなわち、まだ具体的なカタチになる前の未来の姿を意味しています。

組織は小さくとも大きな志を持って、藤枝に灯した火を絶やすことなく、より大きくより広くより未来が見とおせる希望の光にかえていきたい。

創立の志を引き継ぎ「みんなでつくる50周年」を節目に、100周年に向かって、これからの藤枝ロータリーグラフの姿はどうあるべきかをそれぞれが考えるきっかけにしよう!という思いが込めました。

藤枝ロータリークラブ会長挨拶

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 2021〜2022年度 
  藤枝ロータリークラブ

   会長  江ア 晴城
 

「かわらないもの。かわってゆくこと」
灯火を希望の光に。